合気道を通じて心身を鍛練し、あらゆる面で広く人類社会の向上をはかることを目標とします。

守清館メモ(受け身のコツ)

受け身のコツ

・まず、「受け身」は素晴らしい攻撃者であること(このレベルを高くする。受け身(本来は攻撃である、心ある受け身)で稽古する)。

・投げられたり抑えられたりした最後の瞬間、相手からの攻撃で一番自分に強さがのしかかっている、あるいは虚となって一番力が入らなくなったところに向かって残りの自分の体を全て引き付け生死をかける覚悟で守る動き、相手の中に、あるいは天地に入る動きを追究します。
(この時、相手がしっかり立ち座りができる人または、相手と体を通じて会話ができる人でないときは大体、中心を外しながら、理不尽な投げや抑えをしてくるので、その流れには乗らず、本来の相手のあるべき中心に向かって受け身をしなければ、本当は相手が未熟なのですが、空しいことになります。)

・最後に、受け身は実は受け身ではなく、「仕手側」と全く同レベル稽古内容ができるということを心に置き、受け身で体を作る、中心を作ることがわかると合気道が3倍も4倍も楽しくなります。つまり、合気道を通じてレベルの高い無言の会話が楽しめ、本来の合気道の「愛」のような「宇宙感」のような言葉にはしにくい世界があると感じます。

以上、当ホームぺージへのキーワード検索でアクセス頻度があまりにも多い、「受け身のコツ」というキーワードにお答えしようとふと、書きました。合気道をどんな人と稽古しても、最後には相手が「自分は今日かなりうまくできた!」とか「笑みがいっぱい」浮かんでいて、「またお相手をお願します。ありがとうございます。」と言わせる力のある「受け身」を養い、楽しんでください。

守清館

 

 

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日付:2016/04/06 06:06

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