合気道を通じて心身を鍛練し、あらゆる面で広く人類社会の向上をはかることを目標とします。
■クラブ道場等で感じること(メモ1)
私が日頃言っている「体の中での動きが空振らないよう」稽古すると言っていることですが、言い換えると
・「体の筋肉の連動性」を自分で感じるように体に教わる稽古をする。
・止まった時(片手取りで相手の手を取った時)に「体の筋肉の連動性」を維持しないで休んでしまう方が多い。
勝手に動くのでもなく、相手を感じながら自分の体の中の筋肉の連動性を大切にしていくことです。
「相手を感じる努力」「お互いが呼応できる握手」を心がければ気持ちも体も自然に動くようになると思います。
これは稽古に臨む姿勢が甘い様に思います。
受身がうまくいかない方にも同じことが言えます。
「相手を感じる努力」「お互いが呼応できる握手」を毎回スムーズにできるようになれば、大きく変わると思います。
手始めは正面打ちは難しいので、片手取りがいいかも知れません。
・稽古する前の心構え
また、有段者であっても日によってはまるでスポーツクラブのマシーンで汗を流しに来るような方がいます。
合気道は相手があっての稽古です。
早朝クラスの方以外は、ほとんどの方が道場にぎりぎりに来て準備体操を始めるこの段階で既に10分~30分
暖機運転がかかり、やっと集中出来たらもう終わりという方がいます。
もったいないし、相手が心の準備が終わっているのに相手に失礼になってしまいます。
少々厳しいことを言うと、早めに来て準備体操をしに来てくれる方もいますが、心の準備体操ができていない
方がいます。今日はこの点に注意して動いてみようとか、気が引き締まっていないから始まる前に気を引き締める
工夫をしようとか。そうした自分への厳しさや、武道に対する真摯さが稽古するうえで重要なことを教えてくれます。
時間がなくても稽古に入る前に歩きながら、着替えながら心の準備はできると思いますし、そのことが
重要なように思います。
私はそうして稽古をして来ました。 それは先生にも、相手にも大変失礼だと普通に思うからです。
また、自分自身にも恥ずかしいことだと思います。
この文に合点して頂ける方がいれば次回の稽古が楽しみです。
中々難しいことですが、何かに向かう時に重要な事と思います。
守清館
日付:2014/04/29 13:12