合気道を通じて心身を鍛練し、あらゆる面で広く人類社会の向上をはかることを目標とします。
■武漢ウイルス感染防止対策「緊急事態宣言」延長(5/7~31)に伴う全道場の稽古お休みの延長について
皆様の多大なご協力とご理解のもと、4月8日~5月6日まで、全道場の稽古をお休みさせていただきましたが、皆様ご存知の通り、政府の引き続き5月31日迄の「緊急事態宣言」の延長要請により、東京都から今までと同じ自粛の要請が都民にありました。
守清館としても大変皆様に申し訳ないのですが、5月7日~5月31日迄、引き続き、全道場の稽古をお休みさせていただきます。
申し訳ありません。万が一、今後緩和措置がなされた場合は、またご連絡いたしますので、ご注意ください。
尚、長野県富士見道場につきましても、引き続きお休みしますが、5月14日以降に県、町の緩和措置が出た場合にはその内容に沿って再開できればと思っております。
現在、6月以降の稽古再開に向け、道場としての感染防止対策を検討中ですが、
・入退室時の手足の消毒
・入退室時のうがい
・マスク着用での稽古(従来通り必須)
・検温
・中性洗剤での雑巾がけ(従来通り)
・手ぬぐいの持参(必須)
等(まだ検討中)を少なくともワクチン等が出来るまでは続けようかと思っています。
この対策につき、ご意見があれば、メールにて是非お願い致します。
守清館 溝口(2020/5/6)
日付:2020/05/06 11:46
■コロナウイルス(武漢肺炎)防止に伴う公共施設での稽古休止について
渋谷区施設の利用について、渋谷区より5月6日まで、武漢肺炎感染防止の為、利用休止の連絡がありました。
従いまして、笹塚駅高架下施設(土曜日)、及び渋谷区スポーツセンター(日曜日)での稽古は4月3日まで
お休みとしますのでご注意ください。
それ以降の土日曜日の稽古については、またご連絡させて頂きますので、稽古予定表を小まめにご覧ください。
守清館
日付:2020/04/12 14:15
■第57回全日本合気道演武大会溝口師範演武が守清館の基本
今回、演武の機会を始めていただき、演武内容をそのまま守清館の合気道の基本になるよう
構成してみました。2分という限られた時間の中で合氣のある合気道を継承するには何が
重要かも含め、20技位にまとめることは切り捨てるものも多くあり、つたないところ
もありますが、この20技を中心に初心者から高段者まで稽古ができるものにしたいと
思いました。
受けの方との修練不足もあり、今回がスタートということで敢えて片手取り、正面打ち、
横面打ちは剣筋合気道を目指しました。両手取りは二刀流を意図しましたがこれからです。
片手取り、両手取り、諸手取り、そして「裏」の技は杖筋合気道が分かりやすく親しみ
やいものですが、それを経験した後に、それは「槍」「剣」筋の合気道へと導て行きたい
とつたないながら思いを馳せています。
どんどん、改訂版を出したいと思いますが、当面はこのつたない演武の内容を稽古の
道筋と致します。
守清館
日付:2019/11/26 16:44
第18126稽古 片手取り呼吸投げの「入身」その2
第16617稽古 片手取り呼吸投げの「入身」で説明した
➀片手取り上段の呼吸投げは、握られた自分の手を楽にし、その手に向かって自分の正中線を空振りしないようにぶつけていく。
結果として相手の握った手と気結びした相手の正中線にぶつかり、二人の衝突したベクトルの和の方向に手が進むことになる。
まずこのことができるように稽古する。自分の正中線を相手の正中線に手を介してぶつかりに行く感じ。
>この感覚は相対した体術のときに体感できるもので、前後の動きが上下の動きへと変わったものの様です。
一方、杖を重量上げの様に手の力ではなく、体の力で上げ下げする動きは対「杖」に対する相対だと思ってみます。
この時、徐々に杖に教えられることは、元から左右の動きではなく、上下の動きでうまく(いいハーモニ)で行うことです。
手を体でかざすとき、明らかに頭で思っている動きではない体の動きが生じています。ある意味とても複雑(ある部分は上がり
ある部分は下がりにかかっている)なそれでいてとても調和のとれた動きを大地(地面)使い行っています。
この動きが剣、杖を振りかざし下す動作の根源にあると気づかされます。(これを繰り返し実感し、自分のものにすることが
稽古をするということに思えてきます。)座技呼吸法に秘められているものと思われます。
この動作を意識して
➁相手の中心の上に自分の体重の中心を乗せるよう体を運びます。
>と、自分も相手も「真空」(の接点)で結ばれる状態になり、手をどの方向に下ろそうと(下ろさまいと関係なく)
相手や自分の動きを邪魔しなければ、相手は地に落とされます。
これが上段の呼吸投げだったり、中段(四方投げ)だったり、下段の呼吸法だったりするわけです。
つまりここでちゃんと「座技呼吸法」で培った「胴体、足、頭など全身の」体が状況に応じて(手ではなく)使えているか
が重要だということです。
➂この辺になると実際に現場ので稽古を重ねていくしかないですが、分かってくると有無も言えぬ合気道
冥利の理合が楽しめます。言葉では表現できない内容がたくさんあります。実際の稽古を楽しみにしてご参加ください。
これもやはり、受け身(仕手)の力量が問われます。いい受けを取りましょう。
>「受け」については別の機会に話したいと思います。
でも「受け身」としてのアタッカーは、ある意味自分の手を手でコントロールするのではなく、「体」でコントロール
できるよう稽古すると相手の中心をつかめやすくなるようになると思います。
日付:2019/11/25 10:09
◆守清館メモ
昨日平成28年4月9日、山口哲先生主催の「合気道 山口清吾先生 二十年祭」に参加させていただきました。
まずは、主催者山口哲先生、発起人の高弟であられた八段の先生方々に深く感謝する次第です。
冒頭一時間にわたる哲先生自らの編集による山口清吾師範のビデオが放映され拝観させていただき
20年前の先生の道場でのご指導が甦って参り、清々しくも緊張感のある一時間となり感銘を受けました。
その折、同席していた方からなぜ守清館の合気道はビデオとは違い柔らかいのですかという率直な疑問を
投げかけられました。
私は実はあまり山口師範のビデオを見ないのですが、今回のビデオをやや厳しい投げや剣の振りが
メインに編集され、とても鮮烈な印象を得え感銘しました。哲先生にも拝観後、素晴らしいビデオでしたと
申し上げました。
その後のこの「なぜ柔らかいのですか」という質問に正直すっきりと回答できていない自分を感じていました。
なぜかと申しますとたぶん山口清吾師範が私を本部道場でいつもいつも受け身に使っていただいていた時代が
六十代だからと回答したのですがそれだけでは説明がつかない。
ふと、今朝守清館のホームページに掲載しておいた昨年の全日本合気道演武大会での守清館演武のビデオを見てみたのですが
それを見て少し回答が見つかりました。
私の受け身の時代はたぶん師範はかなりの孤高のレベルにおられ弟子たちに教えようとする気持ちが以前より強くなって
おられたのではないかと思います。私にはあまり厳しい投げをなさらなかったのか
私は一度も厳しい投げをされたという印象がなく、いつも柔らかく投げていただいていた印象しかないのです。
でも、私の勘違いも多少あるのかもしれません。
ただ瞬時の自分が受け身で反応しているスピードは大変に速かったと思いますし、シャープさはいつでも加減できる緊張感が
常に秘められていました。そして先生にいつもまっすぐ向かっているのですが力が及ばず、先生は真上にいるのですがとても遠くから
私を柔らかくでも細く捕まえて離さないのです。その当時の私の受け身の反応は全く「動物」そのものですし、先生の投げは自分では
どうにもならないもので、頭の意識は空っぽだったように思います。そして投げられた後は体が生き生きと甦って元気になっていること
に気づいていました。
ということで、私の合気道探求はその瞬時の投げの受け身をとっているときの何をされたか分からない。そこからの
探求のように思います。その一つに手を翳す(かざす。あげる。)ということの一点に今まで焦点が絞られていたように
思います。生前師範はよく本部稽古では「ゆっくりやるほうが難しい」とおっしゃっていました。
そうやってあらためて昨年の日本武道館での守清館の演武大会での演武のビデオを見ると間違った稽古はしていないと
思うと同時に自分の未熟さと指導の足りなさがよく見え、明日への意欲が新たに湧き出てきました。
二十年祭に参加させていただき、誠にありがとうございました。
守清館 溝口
日付:2019/11/24 06:46