合気道を通じて心身を鍛練し、あらゆる面で広く人類社会の向上をはかることを目標とします。

第160617稽古 片手取り呼吸投げの「入身」

第16617稽古 片手取り呼吸投げの「入身」

片手取り上段の呼吸投げは、握られた自分の手を楽にし、その手に向かって自分の正中線を空振りしないようにぶつけていく。

結果として相手の握った手と気結びした相手の正中線にぶつかり、二人の衝突したベクトルの和の方向に手が進むことになる。

まずこのことができるように稽古する。自分の正中線を相手の正中線に手を介してぶつかりに行く感じ。

次にこのベクトルの方向と力の和が打ち消しあわないように左右の足の置き方を徐々に(最後は瞬時に)できるように鍛錬して行きます。

特に後ろの足をうまく入身(一足)することを稽古で繰り返し、相手の中心の上に自分の体重の中心を乗せるよう体を運びます。

下段も中段(四方投げ)も同じ要領で鍛錬して行きます。有段者でも最初はかなり難しいのですが、分かってくると有無も言えぬ合気道

冥利の理合が楽しめます。言葉では表現できない内容がたくさんあります。実際の稽古を楽しみにしてご参加ください。

これもやはり、受け身(仕手)の力量が問われます。いい受けを取りましょう。

先週から来週にかけ、守清館の稽古ではこれを行っていきます。

 

 

日付:2020/06/20 19:18

第180126稽古 片手取り呼吸投げの「入身」その2

第18126稽古 片手取り呼吸投げの「入身」その2

第16617稽古 片手取り呼吸投げの「入身」で説明した
➀片手取り上段の呼吸投げは、握られた自分の手を楽にし、その手に向かって自分の正中線を空振りしないようにぶつけていく。
結果として相手の握った手と気結びした相手の正中線にぶつかり、二人の衝突したベクトルの和の方向に手が進むことになる。
まずこのことができるように稽古する。自分の正中線を相手の正中線に手を介してぶつかりに行く感じ。

>この感覚は相対した体術のときに体感できるもので、前後の動きが上下の動きへと変わったものの様です。

一方、杖を重量上げの様に手の力ではなく、体の力で上げ下げする動きは対「杖」に対する相対だと思ってみます。
この時、徐々に杖に教えられることは、元から左右の動きではなく、上下の動きでうまく(いいハーモニ)で行うことです。
手を体でかざすとき、明らかに頭で思っている動きではない体の動きが生じています。ある意味とても複雑(ある部分は上がり
ある部分は下がりにかかっている)なそれでいてとても調和のとれた動きを大地(地面)使い行っています。

この動きが剣、杖を振りかざし下す動作の根源にあると気づかされます。(これを繰り返し実感し、自分のものにすることが
稽古をするということに思えてきます。)座技呼吸法に秘められているものと思われます。

この動作を意識して
➁相手の中心の上に自分の体重の中心を乗せるよう体を運びます。

>と、自分も相手も「真空」(の接点)で結ばれる状態になり、手をどの方向に下ろそうと(下ろさまいと関係なく)
相手や自分の動きを邪魔しなければ、相手は地に落とされます。
これが上段の呼吸投げだったり、中段(四方投げ)だったり、下段の呼吸法だったりするわけです。

つまりここでちゃんと「座技呼吸法」で培った「胴体、足、頭など全身の」体が状況に応じて(手ではなく)使えているか
が重要だということです。

➂この辺になると実際に現場ので稽古を重ねていくしかないですが、分かってくると有無も言えぬ合気道
冥利の理合が楽しめます。言葉では表現できない内容がたくさんあります。実際の稽古を楽しみにしてご参加ください。
これもやはり、受け身(仕手)の力量が問われます。いい受けを取りましょう。

>「受け」については別の機会に話したいと思います。
でも「受け身」としてのアタッカーは、ある意味自分の手を手でコントロールするのではなく、「体」でコントロール
できるよう稽古すると相手の中心をつかめやすくなるようになると思います。

日付:2019/11/25 10:09

守清館メモ(山口清吾師範20周年祭から) 

◆守清館メモ

昨日平成28年4月9日、山口哲先生主催の「合気道 山口清吾先生 二十年祭」に参加させていただきました。
まずは、主催者山口哲先生、発起人の高弟であられた八段の先生方々に深く感謝する次第です。

冒頭一時間にわたる哲先生自らの編集による山口清吾師範のビデオが放映され拝観させていただき
20年前の先生の道場でのご指導が甦って参り、清々しくも緊張感のある一時間となり感銘を受けました。

その折、同席していた方からなぜ守清館の合気道はビデオとは違い柔らかいのですかという率直な疑問を
投げかけられました。

私は実はあまり山口師範のビデオを見ないのですが、今回のビデオをやや厳しい投げや剣の振りが
メインに編集され、とても鮮烈な印象を得え感銘しました。哲先生にも拝観後、素晴らしいビデオでしたと
申し上げました。

その後のこの「なぜ柔らかいのですか」という質問に正直すっきりと回答できていない自分を感じていました。
なぜかと申しますとたぶん山口清吾師範が私を本部道場でいつもいつも受け身に使っていただいていた時代が
六十代だからと回答したのですがそれだけでは説明がつかない。

ふと、今朝守清館のホームページに掲載しておいた昨年の全日本合気道演武大会での守清館演武のビデオを見てみたのですが
それを見て少し回答が見つかりました。
私の受け身の時代はたぶん師範はかなりの孤高のレベルにおられ弟子たちに教えようとする気持ちが以前より強くなって
おられたのではないかと思います。私にはあまり厳しい投げをなさらなかったのか
私は一度も厳しい投げをされたという印象がなく、いつも柔らかく投げていただいていた印象しかないのです。
でも、私の勘違いも多少あるのかもしれません。
ただ瞬時の自分が受け身で反応しているスピードは大変に速かったと思いますし、シャープさはいつでも加減できる緊張感が
常に秘められていました。そして先生にいつもまっすぐ向かっているのですが力が及ばず、先生は真上にいるのですがとても遠くから
私を柔らかくでも細く捕まえて離さないのです。その当時の私の受け身の反応は全く「動物」そのものですし、先生の投げは自分では
どうにもならないもので、頭の意識は空っぽだったように思います。そして投げられた後は体が生き生きと甦って元気になっていること
に気づいていました。

ということで、私の合気道探求はその瞬時の投げの受け身をとっているときの何をされたか分からない。そこからの
探求のように思います。その一つに手を翳す(かざす。あげる。)ということの一点に今まで焦点が絞られていたように
思います。生前師範はよく本部稽古では「ゆっくりやるほうが難しい」とおっしゃっていました。

そうやってあらためて昨年の日本武道館での守清館の演武大会での演武のビデオを見ると間違った稽古はしていないと
思うと同時に自分の未熟さと指導の足りなさがよく見え、明日への意欲が新たに湧き出てきました。

二十年祭に参加させていただき、誠にありがとうございました。

守清館 溝口

 

 

日付:2019/11/24 06:46

自分に合った稽古予定表の表示方法(ご紹介)

■自分に合った稽古予定表の表示方法(ご紹介)

守清館の毎月の稽古予定表(HPトップページ)は全ての道場の予定を掲載しているために大変見にくく見ない方も
多い状況かと思いますの、自分に合った稽古予定表の表示方法をご紹介いたします。

毎月の稽古予定表の右上の欄外に「予定リスト」という表記がありそこに「▽」があります。
この「▽」をクリックすると、各道場の名前一覧が出てきます。この中で
自分が見たい道場だけに☑印を付け、他を□のままにしておくと、自分が見たい
道場だけが表示され、大変見やすくなります。
是非、ご活用下さい。

日付:2019/11/08 15:23

守清館(笹塚) 朝稽古の初心者クラス開設について(変更)

■守清館 笹塚  初心者向け早朝クラス(基礎クラス)

・日時 : 月曜日・水曜日朝 8:00~9:00(守清館)

前半は基本をひとつづつ積み上げていきます。後半は有段者と一緒に基本技を稽古していきます。

日付:2017/06/22 12:01

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