合気道を通じて心身を鍛練し、あらゆる面で広く人類社会の向上をはかることを目標とします。

第180127稽古 正面打ち一二三四教(その1)

第180127稽古 正面打ち一二三四教(その1)

正面打ちの根源にあるものはやはり、半身になり体を使って「手を上げたら下ろす」にあります。

これは多分、杖より剣(真剣)が一番の師匠になろと思いますが、まずは杖で稽古してみます。
これは第180126稽古で話した、

「杖を重量上げの様に手の力ではなく、体の力で上げ下げする動きは対「杖」に対する相対だと思ってみます。
この時、徐々に杖に教えられることは、元から左右の動きではなく、上下の動きでうまく(いいハーモニ)で行うことです。
手を体でかざすとき、明らかに頭で思っている動きではない体の動きが生じています。ある意味とても複雑(ある部分は上がり
ある部分は下がりにかかっている)なそれでいてとても調和のとれた動きを大地(地面)を使い行っています。

この動きが剣、杖を振りかざし下す動作の根源にあると気づかされます。(これを繰り返し実感し、自分のものにすることが
稽古をするということに思えてきます。)座技呼吸法に秘められているものと思われます。

この動作を意識して
片方の手を順手、他方を逆手にして上げたら下ろすを行い、徐々に杖から動きを学びます。

当たりを大切にすると、自分も相手も「真空」(の接点)で結ばれる状態になり、手をどの方向に下ろそうと(下ろさまいと関係なく)
相手や自分の動きを邪魔しなければ、相手は地に落とされます。
これが上段の呼吸投げだったり、中段(四方投げ)だったり、下段の呼吸法だったりするわけです。

つまりここでちゃんと「座技呼吸法」で培った「胴体、足、頭など全身の」体が状況に応じて(手ではなく)使えているか
が重要だということです。

この辺になると実際に現場ので稽古を重ねていくしかないですが、分かってくると有無も言えぬ合気道
冥利の理合が楽しめます。言葉では表現できない内容がたくさんあります。実際の稽古を楽しみにしてご参加ください。
これもやはり、受け身(仕手)の力量が問われます。いい受けを取りましょう。

>「受け」については別の機会に話したいと思います。
でも「受け身」としてのアタッカーは、ある意味自分の手を手でコントロールするのではなく、「体」でコントロール
できるよう稽古すると相手の中心をつかめやすくなるようになると思います。

 

以上文章はまだまだ、うまく表現できていないので、今後修正していきたいと思います。

日付:2020/06/20 14:49

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