合気道を通じて心身を鍛練し、あらゆる面で広く人類社会の向上をはかることを目標とします。

恵比寿稽古メモ(基本その2)

■恵比寿稽古メモ(基本その2)

1回目のメモを記載してから、1年が経ちました。早いものです。

会員は現在15名。子供が8人、大人が7人。有級者の方が増えました。他の武道経験者もいれば、全くの未経験者もおられます。正直なところ、経験者は癖を直すのがとても大変です。同じ合気会の他の道場から稽古時間帯の都合で恵比寿に入られた方は、ご本人は当初から気づいておられないのですが、自分で勝手に作ったような受け身が身についてしまっていてこれはかなり直すのは至難の業だと少々あきらめかけていましたが、突然一年が過ぎ急に治り始めてきて周りの方々も驚き、とても楽しい稽古になり始めました。すでに三年位稽古されていたので、癖をとるのにもう少しかかりそうですが、大きな成果でした。自分の中での「決めつけ」から解放されるのにはやはり時間がかかることを教えさせられました。業をかけるにしても、受け身をとるにしても極力余計なことをしないことの難しさを改めて教えさせられました。

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日付:2012/11/23 13:09

守清館稽古メモ(31杖稽古その3)

■守清館メモ(早朝31杖稽古)(h24.11.23)

守清館は、若い道場で有段者のほとんどが初段、弐段です。みなさんがここに来て31組杖ができるようになりました。杖術の中から如何に体術を学ぶか、体術をしながら如何に杖術で学んだことを体術に生かすか。

全員に言えることは、杖でも体術でも、どうしても手のふりばかり目立ち足、体捌きと手が一体にならない。このことを自覚している方はまだ少ないのですが、「肩に力が入っている」と感じつつ中々直せないと自覚している会員の方が
おられ、これは杖の稽古を始めて本当に良かったと感じています。体術がうまくならないと、杖術もうまくならないですし、杖術で発見でき稽古した成果は、体術に現れるという稽古の手がかりがつかみやすくなってきたからです。

初段や、弐段の時にどういう稽古を重ね、どういう風に体を作っていくかはとても重要だと考えています。指導者である私が初段、弐段の時に稽古した内容をうまくみなさんに伝えると同時に、杖筋、剣筋を体術に重ねるることによる「相手を崩す線(ライン)」研究に役に立ち、新たな指導方法も出てくることを楽しみになってきました。

 

■守清館メモ(早朝31杖稽古)(h23.)

守清館での朝早杖稽古もようやく、31組杖の単なる型から体術レベルの本質的な稽古ができる方が出てきました。

杖の稽古により、真っ直ぐな姿勢で真っ直ぐに手を振り下ろす。臍下丹田と足(体)の捌きで手、杖を動かすこと、撫で乗り落とすことの感覚が掴めはじめてきました。杖での振り落とし、突きでの本来の間合いが掴め、杖と杖との接点の会話が始められるようになって来ました。

まだまだ、基本の素振りが足りないので、後ろの足、体に近い手に習熟が必要ですが、お互いの合わせが合うと、柔らかい杖筋(じょうすじ)の動きの線が、体術での線とレベルが同じところに来はじめました。軟らかい動きは、厳しい鞭にも、鋭く強い相手の中に入る突きにもなる美しい動きで相手を「撫で乗り続ける」動作と一致し、常に相手の中心を捕らえてはなさない。そうしたものになる兆候が生まれてきました。

相手との接点で相手の体を伸ばしながらそこに自分の体重を乗せ続ける、「撫で乗り続ける」ことで相手を崩し続ける稽古が、体術でも、杖術でも変わらぬものになる手ごたえを感じはじめています。

一連の31杖の稽古を通じ、感じることは、今迄体術でどういう合気道を目指し、それに向いどのように稽古してきたかということが一番重要だということでした。その体術での意志があって、杖の稽古の道が開けてきたと感じました。その中で杖に学んだことを再び体術に活かし、徐々に核心に迫れると実感しています。

これからが本当の「31杖の組杖」を利用して、杖筋での芯と柔らかさのある稽古が始まります。その中心はやはり、単純な全身を使った「素振り」にあると思っています。

日付:2012/11/23 11:18

守清館少年少女冬休集中稽古のご案内

■守清館少年少女冬休集中稽古のご案内について
年末年始に以下の通り、冬季集中稽古を行います。奮ってご参加ください。
特に中学生は日頃の稽古があまりできていない分、この時期の稽古を大切にして将来に繋げて参りましょう。

・12月26日~30日、平成25年1月3日~6日の9日間(8時~9時、守清館)但し6日は9時~10時SPC。
参加費は7,000円。現守清館会員は 無料。

守清館

■守清館少年少女夏休集中稽古のご案内について

8月に以下の通り、夏休集中稽古を行います。奮ってご参加ください。

・8月前半は2、3、4、5、6、7、9、10、11、12日(土曜、日曜は通常稽古日)です。
・8月後半は18、19、21、23、25,26、28日(土曜、日曜は通常稽古日)です。

全17回で参加費は10,000円(通常会費3,000円+7,000円)です。守清館会員は
通常会費(5,000円)のみです。平日及び土曜日は午前8時?9時です。

守清館

日付:2012/11/21 10:00

笹塚少年部の少年・親子・初心者クラスについて

・少年・親子・初心者クラス(土曜日)は守清館少年部に変更
このクラスのほとんどの会員が守清館少年部の会員となった為、来年より笹塚合気道クラブのクラスから、守清館少年部とすることにいたしました。
中学生で3級以上の子供たちは、土曜日7時からの一般クラスで稽古していますが、めきめき実力をつけてきており、とても楽しみな会員達です。(2012.11.13)

・少年・親子・初心者クラス(土曜日)
朝稽古後の時間を家族で有効に使えるので好評です。人数も多く合気道歴8年の子供達がいるクラスです。5歳児から中学生までが参加しています。少年クラスは、漢字検定などいろいろな行事があります。詳細は少年部をご覧下さい。親子クラスは、年少クラスで並行して行っています。(2012.11.8)

日付:2012/11/13 15:56

守清館メモ(早朝初心者クラス その3)

・守清館メモ(早朝初心者クラス その3)

早朝クラスAさんは、一年半が経ち朝稽古週二回の稽古にも慣れ、週三回の稽古に今週からチャレンジしています。
勿論、無理があれば週二回に戻せばいいと思います。
今回のAさんのチャレンジが嬉しいのは、生活の一部に合気道をしていきたいという気持ちです。

早朝クラスBさんは、週三回の稽古をもう一年以上続けています。合気道が完全に生活一部になっている感じが
伝わってきます。

お二人とも京王線沿線からの稽古人で、道場に活気と元気を生み出していただいたいます。

2012.11.01

 

 

・守清館メモ(早朝初心者クラス その2)

週一回の稽古にお越しになるAさんは、8ヶ月がたち稽古日数も30日を越えました。
週二回の稽古にお越しになるBさんは、一年がたち週三回稽古になり稽古日数も80日を越えました。

お二人とも当初は、かなり体を固めて受身をとられていましたが、ここに来て稽古回数の差で上達の度合いは違うものの、伸びやかな受身に変わってきました。

Aさんは、稽古を続けてきて一番良かったことは、稽古後いつも清々しい気持ちになり、
体に溜まっているものが抜けるようでその爽快感がいいとのことでした。朝稽古の習慣にも慣れ、週二回に変えようかと考えておられるそうです。

Bさんは、当初は稽古後からだのどこかが痛くなっていたそうですが、今ではそうしたことがなく週三回の早朝稽古にも慣れ正に生活の一部になっておられる様です。一年前までは夜型だった生活が一変し、家族の中でも一番早く寝、一番早く起きるそうです。夜の飲み会参加の回数も減り、爽やかに生活できておられる様です。

お二人に共通した点は、休まないで継続されてきた点、京王線沿線の駅から通勤前に稽古に立ち寄られている点です。
合気道を定期的に継続して続けられている会員に共通することは、ほとんど風邪をひかなくなった。血液検査の数値がほとんど正常値になったという事実です。
最近の日々の温度差が10度近い天候に耐えられる体調を保つにはやはり合気道の役割は計りしれないものがあると思われます。受け身を取ることの全身運動は他の運動にはなく自律神経を常に正常に保たせてくれるように思います。

逆に、仕事が夜遅くまで強いられ稽古に定期的にこれなくなってしまった会員は稽古のリズムも狂い、休日も稽古しなくなり心身の病に犯されるときもあるようです。
当道場のようにいつでも稽古ができる環境は、稽古のリズムを取り戻しやすい環境だと思います。

今回は、稽古の内容には触れませんが重要なことは無理せず継続していく工夫が重要のように感じます。

このお二人もそろそろ初心者ではなくなるので、7時10分?8時の初心者稽古を他の
曜日に設定することも検討し始めています。

2012.3.2

日付:2012/11/01 06:26

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